hotcakeの"hot”な日記

自分の実体験から、読者の方に"hot"心温まる情報を提供します。

【㊟ネタバレあり】「天気の子」のラストについて語る。

みなさん!こんにちは!

大学のテストも無事終わり、やっとのことで観に行きたかった

「天気の子」を観に行くことが出来たのである!!(^▽^)/

 

今回はその感想について紹介したいと思う。

ただ、「ネタバレ」をふくんでいるので、そこだけは注意してください。

 

今回も、前作の「君の名は」を同じく、

「女の子と男の子が出会って、世界の危機に立ち向かっていく」

といった大まかなストーリーは同じですが、

「ラスト」が大きく違うと考える。

 

 

この映画の予告編にあるように・・・・・


映画『天気の子』スペシャル予報

 

 

「君の名は」では、彗星落下から、島の住民を避難させることに成功し、

瀧と三葉が再開するといった、ハッピーエンドになっている。

 

しかしながら、今回の「天気の子」では、

この動画の2:55~あたりに
「この世界の形を決定的に変えてしまったんだ」とあるように、

 

特殊な能力をもつヒロインを救ったがために、

晴れることはなくなり、雨が降り続け、ゆるやかな時間をかけて水没する

といったラストになっています。

 

この主人公の少年は、「女の子」と「日本社会」を天秤にかけ、

「女の子」を選んだということである。

 

確かに、この映画中、この少年のヒロインに対する気持ちが

狂おしいほど伝わってきたのは事実だ。

加えて、ヒロインを助けるために、町中を駆け回り、大人相手にも容赦せずに

対抗した男らしさも十分伝わった。

 

しかしながら、誰かを愛する気持ちがあれば、

どんなことをやってもいいのであろうか。

この映画では、愛を正当化しすぎていると思う。

 

実際、ヒロインは救われ、ラストでは主人公の男の子と再会できて、

幸せそうな2人の場面で終わるが、

「自分たちが幸せなら、他の人はどうでもいいのだろうか」

雨が降り続けることで、住民の住む場所は奪われ、

都市として機能しなくなった。

このことにより、今までの生活が出来なくなった、

多くの人の幸せが奪われることは言うまでもない。

 

もちろん、主人公とヒロインの愛を否定したいのではない。

また、ヒロインを助けるな、とも言いたいわけではない。

確かに、このままヒロインが助からなかったら、

見終えたあとの気分は最悪である(笑)

 

そのため、この2つを天秤にかけれるような

テーマにすべきではないと思う。

どちらをとっても、心にもやもやが残ってします。

 

どういったことにも妨げられない、

まっすぐな「愛」を描きたかったのであろうが、

それと同時に社会も救われる展開にするべきであると思う。

 

ただ、これは客観的立場にあるから冷静に分析できるわけで、

実際に自分がこの立場に取らされたらどう行動するかはわからない。

しかし、「映画」といった、人間に大きな影響を与えるコンテンツだからこそ、

もう少し方法はなかったかな、と思ってしまう。

だからこそ、やはりヒロインと社会、2つとも救われてほしかった。

 

 

鳥肌が立つような美しい映像、

少年のこれでもかというほどのまっすぐさ、

主題歌との融合、

そういった良い点も多くあるだけに、

ラストのまとめ方が少し残念ではあった。

※ラストに関する意見は、個人的な意見である。

 

しかし、全体的には、とてもおもしろい映画であったと思う。

こんな記事を書いておきながら、筆者自身、感動してしまうシーンもあった(笑)

ただ、ラストだけが少し気になったのである。

そのため、この映画を全否定して、観に行かないほうがよい

ということを伝えたわけではない。

 

そこだけはわかっておいてほしい<(_ _)>

是非、「天気の子」を劇場に観に行ってください(^▽^)/